“先輩×後輩”スペシャル対談インタビュー

就職活動中の学生さんにもっと日本土建のことを知ってもらうためのスペシャルコンテンツページです。ここでは新入社員から少しずつ経験を積みながら成長していく様子を、教育指導を行った先輩との対談形式でお話しています。思い出深いエピソードや、先輩から学んだ大切なこと、やりがいなどたっぷりお伝えします。

建築部

高橋さんの入社1年目のことと、
お互いの第一印象を教えてください

入社1年目は約1ヶ月間にわたって新入社員研修を受けた後、各現場に配属されました。研修で学ぶのはあくまで基礎的なことで、現場によって工事内容や規模・期間が異なるため、実践や経験を通して必要な知識や技術を身につけていきます。一連の流れを経験して感じたのは「現場の大切さ」でした。

その通りだね。平面図を見て頭の中であれこれとイメージするよりも、工事現場に足を運び、自分の目で仕事の流れや建物が完成していく様子を見た方が成長スピードは格段に早くなるよね!

中瀬さんと初めて会ったのも、研修を終えた後の現場でしたよね。介護老人保健施設の建設現場だったと記憶しています。

そうそう。高橋君がちょうど2年目を迎えた頃だったよね?初めて顔をあわせたときは「やる気・熱量を感じる子だな」という印象だったなあ。

そんな印象だったんですね!自分は、別の現場の所長から「中瀬さんは優しい人だけどやり手だよ」と聞いていました。実際に一緒に仕事をして、本当に先読みのすごさを感じました。常に一歩先の動きを予測して的確な指示を伝える姿に、ただ感心するばかりでした。

当時の思い出は?

初めて足場の届け出を1人で作成したのですが、とても大変だった記憶があります。一概に建物といっても鉄骨やコンクリートなど種類はさまざまで、以前に経験した現場は鉄骨構造の建物だったのですが、中瀬さんと一緒の現場ではコンクリート構造の建物でした。モノが違う中で、安全設備に対する正解をどう導き出せばいいのか本当に悩みました。。。

さっき高橋君が話していた通り、現場によって工事内容や規模は違うので、「絶対にこう!」というマニュアルがないんだよね。高橋君に関しては、まず1人で挑戦してみると同時に、その過程である程度の失敗も経験して、ぜひともそれを成長につなげてほしいと願っていたんだよ!

正直、最初は覚えることが多くて仕事の楽しさを感じる余裕はありませんでした(苦笑)。でも、少しずつ仕事のコツというか要点を理解できるようになって、最近は楽しさや面白さを感じながら仕事に取り組めています。

それなら良かった!私としては、高橋君が萎縮せずにのびのび働ける環境にしたいと思っていたからね。ただし、工事現場には危険が伴うからね。やりがいや面白さを実感してもらうためにも最初にある程度の厳しさや苦労を知ってもらいたかったんだよね。今、仕事を楽しめているのであれば、それは私としても嬉しい限りだよ。

日本土建で求められるスキルと、
入社当時から成長を感じる部分は?

工事現場に携わる人の資質でいえば「コミュニケーションスキル」が一番大事じゃないかな。現場では職人さんと会話する機会が多いし、施工箇所ごとに違う専門スキルを持った職人さんを相手にするからね。良い建物をつくるには、実際に作業を行う職人さんが仕事をしやすい環境づくりが不可欠だね。

そう思います。毎日、現場にはいろんな業者さんや職人さんがいらっしゃいます。そうした中で、すぐに作業に入ることができて、夕方に仕事を終えた後もすぐに帰っていただけるような状態にしておくのは現場監督として大事なことなのかな、と。環境づくりといっても色々な要素がありますが、とりわけ重要視しているのが安全面です。

その考えを聞けただけでも成長を感じるなあ(笑)。実際に、高橋君に対して技術面で細かく指導することはないし、自分なりのやり方を身につけて仕事を進められるようにもなっているよね。率先して仕事に取り組む積極性は以前にも増して成長したところだな!

ありがとうございます!前に2年間ほど携わった市役所案件がきっかけかもしれません。当時の所長は、仕事において品質をとことん追求する方でした。「これでOK」ではなく「こうすれば、もっと良くなる」と常に改善案を考えながら仕事に取り組んでいらっしゃったんです。その現場をやり遂げたときに、自分の中で仕事に対する考え方が変わったような気がします。

仕事のモットーや
大切にしていることは?

高橋君自身が後輩社員を指導する立場になったけど、どう?

今まで以上に相手の気持ちを考えるようになりました。一方的に説明して終わるのではなく、顔を見ながら本当に理解できているのか確認しています。もしうまく伝わっていなかったり、理解できていないと感じれば何度でも説明するようにしています。

なるほど。私も後輩と接するときは「自分が同じキャリア・立場だったらどうだろうか?」という視点を意識するようにしているかな。

性格は人それぞれだから、そのやり方が必ず正しいかどうかは分かりませんよね。でも、若手社員はつい生返事で「わかりました」と答えてしまうこともあるのでは?と思うんです。効率は良くないかもしれませんが、何度も教えることでその後のミスを防ぐ可能性がアップするなら、お互いにとって良いことだと思っています。

いい心がけだね。高橋君に対する周囲からの評判は良いんだよ。「丁寧に細かく教えてくれるので理解しやすい」という声も聞くし。個人的には入社10年をひとつの目安に一人前になってほしいな。一人前というのは、安全に滞りなく工事を完了させられるようになることだね。その点、高橋君は順調にステップアップしているよね。

本当ですか!?(嬉)

うんうん(笑)今は困ったときに頼ることができる先輩・上司がいても、今後は頼られる立場になっていくからね。今とは違うプレッシャーがかかってくると思うけど、負けないように頑張ってほしいな。

建築部の仕事の面白さを
教えてください。

一度建てた建築物が数十年先も形として残り続けるのは、この仕事の一番の醍醐味だと思います。自分が携わった仕事が形として、地図に残るのは大きなやりがいです。

もちろん、その過程においては大変な思いや苦労を経験することもあるけどね。でも、そのぶん最後までやり遂げたときの達成感や、建物をつくりあげていく面白さは何度味わっても良いものなんだよね!

そうですよね!仕事の楽しさが分かるようになって、改めて中瀬さんのすごさを実感しました。以前は漠然とした「すごい」でしたが、自分なりに仕事の流れなどを把握できるようになった今、「広い視野を持っているから先読みができるんだ」と、すごさにつながる理由がわかるようになったんです。感じる「すごさ」の種類が変わった感じですね。

おお、そうだったんだ。そう感じるようになったことも、高橋君にとってのひとつの成長だね。今後も成長を続ける中で、「ここは負けない」という自分なりの強みを見つけていってほしいな。これはこれから入社してくる新しい仲間にも同じことが言えるんだけど、全員が同じ役割を担う必要はなくて、適材適所で一人ひとりが能力を最大限発揮できる環境が理想だよね。

今後の目標は?

日本土建はまだまだ若い社員の力が必要なので、高橋君は年齢的にも会社のみんなを引っ張っていける存在になってほしい。あと、同じように未来を担う人材を育ててほしいと願っているよ!

部下や後輩から頼られたときにはしっかりとアドバイスをして正しい方向へ導けるように、先輩や上司から頼られたときは安心して仕事を任せてもらえるように、年齢関係なく信頼してもらえる存在をめざして頑張ります!

いいねぇ。あえてアドバイスを送るなら、今よりも視野を広げられるようになるといいんじゃないかな。たとえば、自分の担当外まで目を向けたりね。人は自分自身のことを客観視しづらいけど、自分以外のことは意外と冷静に見ることができると思うんだ。一度、外に目を向けてから自分を振り返る習慣をつければ、さらに成長できると信じているよ。

アドバイスありがとうございます!視野の広さは、自分も足りない部分だと感じていました。仕事が増えるとそのことに意識が集中してしまいがちなので、今後は改善していきたいと思います。もちろん目標は…中瀬さんです!

嬉しいねえ(照)。ぜひ、追いつけ追い越せの気持ちで取り組んでほしい。もちろん、私が現役の間は追い越されないよ!(笑)。私自身がいつまでも高いハードルでいれば、それは高橋君の成長にもつながるだろうし、お互いに切磋琢磨しながら成長し続けましょう。

土木部

お互いの第一印象は?

髙山君が新入社員研修を受けていた時期かな。私の担当現場に来たのが初めての出会いだったよね。第一印象は「さわやかな子だな」と。私の息子と同学年の年齢だったので会話の共通点を見つけやすくて、気楽に話せたなあ。

野田さん、ありがとうございます。実は当時、研修のことで頭がいっぱいで…。なので、自分から積極的に話しかける余裕がなくて。そんなときに声をかけてくれたのが野田さんだったんです。休憩時間にいろいろと話をしましたが、とても気さくで接しやすくしてくださって、嬉しかったです。

その後、髙山君が2年目を迎えるタイミングで初めて一緒に仕事をすることになったんだよね。

はい。僕にとって書類作成の段階から参加した初めての工事だったので、今でもよく覚えています。港湾を鋼矢板(こうやいた)で締め切り、その後、旧堤防を壊して新しい堤防を作るという工事でしたよね。今まで経験した中でも印象が深い現場のひとつです。

当時の思い出は?

初めて一緒に仕事をすることになったときに「現場はチームで動くものだよ」と伝えたのを覚えているかな?言葉通り、連携が大切であることはもちろん、のびのびと育ってほしい、過度にプレッシャーを感じる必要はないんだよ、ということも伝えたかったんだよ。

はい、野田さんの指導は「まずやってみなさい」というスタンスでしたよね。自ら行動を起こすことで、今の自分にできること・できないことを明確にすることができますし、失敗した時はフォローもしてくれるので、当時は思い切って挑戦できました。

髙山君は、自分で考えて行動できるのはもちろん、わからないことがあれば積極的に質問したり、仕事に対する前向きな姿勢も好印象だったなあ。現場に来てから1~2週間ほど様子を見ただけで「この子は絶対に伸びる」と確信した!(笑)。5年後、10年後に活躍する姿が容易に想像できたから、書類作成や写真管理、役所担当者との打ち合わせ同行など、入社2年目としては難易度の高い仕事も積極的に経験してもらったんだよ。

そういってもらえると嬉しいです!自分なりの努力というか、当時は意識的にメモを取るようにしていたんです。社会人として一度経験したことに対して「分かりません」は通用しないと思っていたので。次に同じ仕事があったときには自ら手を挙げて取り組みたいと考えていました。

若手時代の経験や指導が
今の仕事に生かされている部分は?

野田さんからは本当に多くのことを学びました。その中でも特に印象深く残っていて、今も仕事をする上で大切にしているのが現場でのコミュニケーションです。当時教わったのは、工事の打ち合わせなどで来客があった際に「自分から先に声をかけて挨拶をしなさい」というものでした。

そうだったね。私たちの仕事は施主さんや職人さんがいて初めて成り立つものだからね。だからこそ、役所の担当者や職人さんたちとのコミュニケーションを大事にしなさいと。技術的なノウハウも大切だけど、それは現場を経験することで身につけることができるものだし、最も大切なのは人としての資質やスキルだと思うよ。

今はその言葉の意味がよくわかります。最近、現場で職人さんたちと話をする機会が増えてきました。自分から積極的に声をかけることで良い印象を持ってもらえたり、継続的に声かけを続けることで、逆に話しかけてもらえるようになりました。コミュニケーションを大切にすることが信頼関係の構築や円滑な工事にもつながっていくんだと、身をもって実感しています!

入社当初と比較して
後輩の成長を実感する瞬間は?

以前は、現場で困ったときにちょくちょく電話をかけてくることもあったね(笑)。でも、今はある程度自分で判断し、自分の言葉で周囲に説明できるようになったと思うよ。

ありがとうございます!当時から自分で考えて行動することは意識していましたが、思いと行動が伴わないことがあったんです。職人さんから何か質問されても頭の中に「?」が浮かんでしまうことも(苦笑)。そのたびに野田さんにアドバイスを求めていたような気がします。

それでも十分合格点を与えられるレベルだったし、技術的なことは経験が物をいうから今後に期待する部分もあるけど、土木工事の基本ともいうべき安全面に対する理解・仕事ぶりに関しては、現時点でまったく問題なし!

そう仰って頂けて嬉しいです!個人的に成長を感じるのは、図面を見ながら職人さんと対等に仕事の話ができるようになった部分かな、と。自分の仕事だけじゃなく、全体の段取りも考慮できるようになってきたと思います。特に大きな打ち合わせがなく、工事も順調に進んでいる現場であれば、私が所長に代わって職人さんと話をすることもあります。ただ、決断力はまだまだ足りていないのですが…。

それは各所長の姿に自分を重ね合わせているからじゃないかな。きっと求めているレベルが高いんだな。髙山くんの現在のキャリア・立場からすると十分すぎるほどの決断力を備えていると思うよ。私も今の髙山君に頼もしさを感じているし、また一緒に仕事をしたいな!もし指名できるのであれば、ぜひ欲しい人材の一人だよ。

本当ですか!(照)

今まで携わった仕事の中で
印象に残っているのは?

やっぱり髙山君と一緒に担当した工事かなあ。毎年、国土交通省中部地方整備局から優れた工事に対する表彰が行われる中で、ありがたいことに局長表彰をいただいた工事だからね。

表彰は嬉しかったですね!野田さんから「80点を狙って一緒に頑張ろう!」と声をかけてもらったことを覚えています。

うんうん。髙山くんって勘が良いよね。お願い事をしても自分で理解して進めてくれるから自然と作業効率や工事スピードが上がるんだよな。そうすると時間にも気持ちにも余裕が生まれてくる。だから、髙山君がいれば質の高い工事で、80点を狙えると思っていたわけ(笑)。

嬉しいです。表彰の喜びと同時に、この工事で100m以上にわたって続く大きなコンクリート構造物が完成したときの達成感も個人的には忘れられません!工事前後の写真を比較して見ると、その圧倒的な存在感がよくわかります。

分かる!大規模な工事に携われるのは日本土建の魅力だよね。言い換えると、技術力には絶対の自信を持っているということだし。もちろん仕事なので楽なことばかりではないけどね。仕事で楽しみを見出すには、少なからず本人のやる気も必要かなと私は思っているよ。その点、髙山君からは強い意志を感じるんだよね!

はい、僕としては、働きやすい環境が日々のモチベーションにつながっている気がします。たとえば、常に若手を気にかけてアドバイスをしてくれる環境とか。居心地がいいから仕事にも集中できるんだろうなって。改めて日本土建を選んで良かったと思います。

今後の目標は?

野田さんをはじめ、まだ上司や先輩に頼ってしまう場面が多くあります。先輩方の姿を見習って現場監督としての管理能力を高めていきたいです。工事現場は複数人体制が基本ですが、それでも「髙山だったら1人で行かせても大丈夫だな」と思ってもらえるぐらい信頼を得られるような存在になりたいと思っています。

ほお!髙山君の成長ぶりからすると、近い将来、きっと周囲のみんなから頼られる存在になるだろうなあ!アドバイスをするなら、今後もいろんな所長のもとで経験を積んでいくことが大切だよ。髙山君も感じていると思うけど、所長によって物事の考え方や仕事の進め方は違うよね。その中で、自分のスタイルに合う考え方や、やりやすい方法をうまく取り入れていけば、今以上に成長できるんじゃないかと思うよ。

貴重なアドバイスありがとうございます!安全面はもちろん、見た目の綺麗さや品質など、誰が見ても「すごいな」と思われるような仕事がしたいと思っています。その延長線上として、「日本土建に任せてよかった」という言葉をいただけたら最高ですね!

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